F 1

特集：きく

「きく」とき、そこには相手の考えや想いを知ろうとする態度がある。頭の中や胸の内を教えてほしいという気持ちがある。相手に向き合い、お互いに通じ合えるなにかを探ろうと模索している。「きく」とき、わたしと相手との間には、新しいコミュニケーションが生まれようとしている。互いへの理解や信頼の可能性が瞬く。

「きく」は、単純なようで、そうでもない。耳のことのようでいて、脳のことでもある。情報や内容のことのようでいて、本当のところは相手がいてくれる安心感だったりもする。相手は同じ言語を持つとは限らず、人とも限らない。そもそも「きく」はいくつもの漢字表記になり得て、いくつもの意味を持ち得ることは、小学生のみんなも知っている。

今回の特集では、「きく」を巡って〈いのち〉を見つめてみたい。一人ひとりがよりよく生きてゆくために、わたしたちにはどんな「きく」が可能だろうか。そんな探究を、やっぱり誰かの考えや想いを「きく」ことから、はじめてみたい。

F 1-9

マイノリティの想いを「きく」

五十嵐大

2025.5.21 Wed

F 1-8

東洋医学の窓から

2025.5.9 Fri

F 1-7

冬の精霊の声を「聴く」

――秋田・にかほ市小滝の来訪神行事について――

石倉敏明

2025.4.28 Mon

F 1-6

「聴こう」としない、力まない。

臨床宗教師・金田諦晃さんインタビュー（3）

2025.4.15 Tue

F 1-5

話せる相手がいることのしあわせ。

臨床宗教師・金田諦晃さんインタビュー（2）

2025.4.8 Tue

F 1-4

ヒトと小鳥の「聞こえ」と言語コミュニケーションを巡って（後編）

安部健太郎（東北大学生命科学研究科教授）×香取幸夫（東北大学大学院耳鼻咽頭・頭頸部外科教授）

2025.4.4 Fri

F 1-3

ヒトと小鳥の「聞こえ」と言語コミュニケーションを巡って（前編）

安部健太郎（東北大学生命科学研究科教授）×香取幸夫（東北大学大学院耳鼻咽頭・頭頸部外科教授）

2025.3.27 Thu

F 1-2

エッセイ：「きく」と「みる」

中里信和

2025.3.27 Thu

F 1-1

人の想いを傾聴する「臨床宗教師」のこと。

臨床宗教師・金田諦晃さんインタビュー（1）

2025.3.27 Thu

低侵襲・高効率で新たな歯周病治療ラジカル殺菌治療器が社会実装へ

2025.3.27 Thu

S 3-3 チャオ！研究室

東洋医学の窓から

2025.5.9 Fri

F 1-8 特集：きく

膵臓がんの細胞死を導く脂肪酸を発見
きっかけは「雑談」にありました

須田朱音（東北大学医学科）

2025.3.27 Thu

S 4-41 なまぶ人たち

超音波の力で難治がんに挑む
東北大発、次世代型HIFU治療装置の開発

2025.3.31 Mon

S 3-4 チャオ！研究室

「生命のつながり」と未来へのまなざし（前編）

宇宙飛行士・毛利衛 × 張替秀郎（東北大学病院長）× 石井直人（東北大学医学部長・医学系研究科長）

2025.3.27 Thu

「生命のつながり」と未来へのまなざし（後編）

宇宙飛行士・毛利衛 × 張替秀郎（東北大学病院長）× 石井直人（東北大学医学部長・医学系研究科長）

2025.3.27 Thu

《Creation》宮田敏男

東北大学大学院医学系研究科分子病態治療学分野教授

2025.3.27 Thu

人の想いを傾聴する「臨床宗教師」のこと。

臨床宗教師・金田諦晃さんインタビュー（1）

2025.3.27 Thu

F 1-1 特集：きく